今年後半発売、ピニンファリーナの億超えEVハイパーカー「バッティスタ」に先行試乗した
掲載 carview! 写真:Kimura Office 27
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2019年のジュネーブ・モーターショーでワールドプレミアを果たしたピニンファリーナのエレクトリック2シーター・スポーツカー、創業者の名前を冠した「バッティスタ」はこれまで1400kW(1900ps)の最高出力と2300Nmの最大トルクと言う数字だけが一人歩きしていた。
というのも、このオートモビリ・ピニンファリーナから発売が予定されているハイパースポーツカーのダイナミック性能は0-100km/hが2秒以下、0-200km/hは6秒以下、0-300km/hはなんと12秒以下で、最高速度は約350km/h。こと加速に関して言えば、内燃機関搭載スポーツカーのたとえ「ブガッティ シロン スーパースポーツ」でさえも太刀打ちできない、想像を超えた存在だったからだ。
私だって、この数字を見た時にはちょっと気後れしたが、ともかく滅多にないチャンスなので南イタリアの高速テストコース、ナルドへ向かった。
待ち受けていたのはカムフラージュを施されたバッティスタで、ドライバーは元F1、現在ではフォーミュラEのドライバーとして「クイック・ニック」のあだ名でおなじみのニック・ハイドフェルドだ。
ほんのわずかな霧雨が降っていたが路面はドライコンディションで、まずは6.2kmのハンドリングコースから試乗が始まった。ここではいきなり高いスピードは出さないが、その加速力とクイックなコーナリングはまさに息を飲むようだ。
バッティスタはすでに知られているようにクロアチアのメーカー・リマックが発表したハイパースポーツカー「リマック C_Two」と並行して開発が進められている(※パワートレーンなどはリマックが開発)。しかし、バッティスタは独自の電子制御プログラムやシャーシ・チューニングを行っており、ピニンファリーナはバッティスタが独自のパフォーマンスやダイナミック特性をもっていると主張している。
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